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SketchUpとは?
- SketchUpは簡単な操作で立体図が描ける3D CADです。3D図面をSTLに出力できます。
入手方法と学習方法は?
- Trimble社のサイト[Sketchup ]の[製品]のタブで最新版の一覧を確認できます。フリー版はブラウザベースの製品です。
- Trimble社の[SketchUp]ホームページから[リソース]を選ぶと[学習]の中からブログなどの学習教材にアクセスできます。
- GoogleがSketchUpを所有していた時はPCで動作する「Google SketchUp 8 」がリリースされていました。現在(2022/7/24)でも検索するとダウンロードサイトが見つかります。
- PCで動作するバージョンのみがプラグインを追加してSTLデータを出力する機能があります。
どのような図が描けるの?
- SketchUpの名前どおり、思いついた形をスケッチするように描けます。
- 柵のようなイメージです
- 鉄板に文字を打ち出したイメージです
- 居酒屋の暖簾のイメージです
3DのSTLデータはどのように使うの?
- Sketchupで作りたい構成を作成します。STLデータで出力し、3Dプリンタに出力します。実際に使ってみて想定通りであれば完成です。もっと改善した場合は修正して再度3Dプリンタに出力します。
3Dプリンタの記事は?
電子工作に使えるの?
- PCBの基板の外形図を書いたり、作ったPCBの基盤を入れるケースを作ったりする時に最初のスケッチ画像を簡単に描けます。
- PCB基板の外形図の例です。
- LCDとボタンのケースの例です。アイディアから短時間で3Dの画像が作れます。
SketchUpの開発元の変遷は?
- 私が米国に駐在していた時に、会社の製品のサポートをしていました。製品の課題をどのように日本の会社に説明すれば解ってもらえるかを試行錯誤していました。機構部品の課題は3Dで説明できれば解り良いですが、説明の資料を作るのは手間がかかります。エクセルの図で作っても時間が無いと稚拙な感じになります。その時見つけたのがSketchUpでした。そんなに時間をかけずに解りやすい3D図を描けて、重宝しました。当時はコロラドに本社のある@last software社がSketchUpを開発・販売しており、購入した商用版のバージョンは5で、価格は$500程度と記憶しています。
- Googleが@last softwareを買収しました。当時、Google Earthのサービスが開始されていて、地表の建物を3D表示する時に@last software社の技術が使えるとGoogleが判断したのかなと考えていました。@last software社のWebサイトは、ちょっと美術系の背景があったりして気に入っていたのですが、買収後は無味乾燥な説明ばかりになってがっかりしたのを覚えています。
- Trimble社がGoogleからSketchUpを購入して現在に至っています。
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